暁庵(東京都銀座三越店) 箱根が本店の本格江戸そば 

レポート提出者:そばのみさん

 

 銀座を歩いている。やはりなにかと日本の中心だ。

 感情認識パーソナルロボットなるものがショップ対応をするという、某企業の銀座店をのぞいてみた。

 二足歩行型ではないが、ローラーによる移動が可能で、スムーズな腕、指の動き、首の動きを交えてお客と会話をしている。

 この個体が学んだ経験はネット回線を利用したクラウド内に蓄積され、他の個体が共有できるのだそうだ。

 頭を使うと腹が減る。銀座には美味い蕎麦屋があるに違いない。かと言っても、店の心当たりがある訳ではないので、百貨店のレストラン街を目指す。

 ここから斜め前にあるはずの松坂屋が無くなっている・・・建て替え中の様だ。

 ならば・・・と、銀座三越のレストラン街へ向かう。

 三越新館に着きインフォメーソンボード頼りに11階へ行く。店の前に蕎麦打ち場がある、箱根暁庵にたどり着く。

 店内に入り見渡すと、箱根特産の寄木細工を基調としたインテリアが落ち着いた空間を作り出している。

 案内されるがままに席に座り、テーブルの上にある品書きから、ざる蕎麦“をオーダーする。

 程なく汁が出されたので味を聞く。節が香り角が取れた醤油が立っている。いい味だ。蕎麦の味を際立たせる汁である。

 蕎麦を浸ける量は、箸に取った蕎麦の下半分位が適量だろう。

 蕎麦が給仕される。蕎麦はちょうど良い太さ、角が立ち、若干緑色がかった美しいものである。

 大昔であれば蕎麦屋は休業するこの時期(6月)だ。玄そばの保存技術が発達した現代でも、緑色を保つことはできない。なのに、この色だ。何か仕掛けでもあるのだろうか?

 蕎麦自体の味を確かめるために2本を箸に取り何も付けず口へ運ぶ。

 蕎麦の香りが立ち、腰があり、のどごしがたまらない

 最近色々な蕎麦を食べ、それぞれ旨いが故に、自分が目標とする蕎麦を見失っていたことを気づかせてくれる蕎麦だ。

 汁を付け食べるともう止まらない。

 美味いものは体が欲しがり、手、口を勝手に動かす。120g130gはあるだろうかしっかりした量の1人前はあっと言う間に消えてなくなる。

 店長に蕎麦粉の産地について聞いたところ、北海道と福島のそば粉をブレンドして、箱根の水を使い、二八で打っているのだそうだ。

 蕎麦の緑色の秘密を探ったが、残念ながら聞き出せなかった。

 店を出ると丁度蕎麦打ちが始まったところである。

 加水は初め一気に行い最後に微調整、麺棒は打ち棒一本、巻棒二本の計三本を使用、打ち粉は延し後の折り、切りの時に、雪が積もったが如く、大量に使う打ち方であった。

 プロの技は小気味よい、これを見てから食べればもっと美味かっただろう。

 いやいや、そこまで待っていたら、腹が減って倒れていたかも知れぬ・・・

【食味体験をした店名】お蕎麦三昧 箱根 暁庵(銀座三越店)

【店の電話番号】 03-6228-6918

【店の住所】      東京都中央区銀座4-6-16(新館11

【アクセス】地下鉄銀座線より徒歩約10分

【営業時間】11:00~23:00(LO10:30)         

【定休日】銀座三越の休みに準ずる

【ひとり分の平均的な予算】  昼:¥900~   夜:¥1,900~

【予約】可

【クレジットカード】可

【個室】半個室:6席

【席数】34席(半個室含む)

【駐車場】 あり(有料/割引あり)

【煙草】禁煙

【アルコール】有