無識庵越後屋(東京都) 洒落っ気のある老舗の味

レポート提出者:蕎味津々さん

 

店はJR王子駅、メトロ南北線王子駅から徒歩6,7分の区役所通り沿いにあります。店のショーウィンドウの隣にそば打ち場がガラス張りで見えます。奥には石臼が回っていてそばを挽いているのが見えます。手打ち蕎麦の仕事場が見えて店に入る前から期待感が高まります。

 

店に入ると1階はカウンター席とテーブル席で約20席、2階に上がる階段が見えます。宴会も出来る別館が隣にありました。2階と別館の席数は不明ですが宴会60名までの表記がありました。

 

席に座って メニューを見るとその数の多さに圧倒されます。壁にはお店独自の「王子シリーズ」の絵のメニューがあります。先代3代目店主が落語を好んでおられお店で落語会も開催されていて洒落っ気のある方だった為です。「王子のきつね」きつねが人に化かされる噺を基に揚げの代わりに湯葉を代用、「王子のもぐら」辛み大根ももぐらも土の中にあるから等で楽しいです。他に変わりそばは月変わりで1月から12月まで異なります。酒も一品料理も豊富です。

散々迷った末、「そば三色もり」を注文しました。「生粉打ち」「二八蕎麦」「変わり蕎麦(9月は芥子切)」の三つの味が楽しめました。

汁は蕎麦ちょこに入ったやや甘めの色が淡い汁ととっくりに濃厚な辛めの汁の2種類が出てきました。

薬味はねぎ、山葵、大根おろしでした。

蕎麦はどれも江戸流細打ちの麺です。「生粉打ち」と「二八蕎麦」は濃厚な辛めの汁で頂きました。どちらの蕎麦ももちもち感があり喉越しも良い味です。「生粉打ち」も「二八そば」同様に喉越しの良い蕎麦でした。「芥子切り蕎麦」更科粉に芥子が入っているのでやや甘めの色の淡い汁で頂きました。ほんのりと芥子の香りが上品に楽しめました。

 

三つの味を楽しみ始めて暫くした時に蕎麦湯が赤い丸い湯桶で出されました。ソバ汁を全部飲むのは体に良くないと講義で教えられましたが、とっくりにたっぷりと汁がありじっくりと味わってしまいました。

明治41年創業の老舗の店ですが楽しい長居をしてしまいたくなる良いそば屋さんでした。

【 店 名 】無識庵越後屋

【 読 み 】むしきあんえちごや

【 電話番号 】03-3900-5904(クオオ-ゴクオイシイ)

【 住 所 】東京都北区王子本町1-21-4

【 アクセス 】JR王子駅南口、メトロ南北線王子駅より徒歩6、7分

【 営業時間 】11001430/17:1521:00

              日曜日、祝日11001500/17:1521:00

【 定 休 日 】水曜

【ひとり分の平均的な予算】昼 約100

【 予 約 】可

【クレジットカード】不明

【 個 室 】有

【 席 数 】宴会で60人まで

【駐 車 場】有

【 煙 草 】禁煙(店の前に灰皿あり、ここで一服)

【アルコール】有

【店のホームページ】なし