敬蔵(石川県) 太打ちと細打ち二種の十割蕎麦を楽しめる

レポート提出者:どもども遠田さん

  
 数少ない石臼挽き自家製粉で、しかも玄蕎麦も農家から直接買い付けているというこだわりの蕎麦屋が石川県野々市市のそば処敬蔵(けいぞう)です。敬蔵の蕎麦はすべて福井県産ですが、福井県内でも丸岡産と大野産の二箇所だけにしぼっています。それぞれの産地のよさをミック

スして産地ブレンドした十割蕎麦だけを提供しています。

 全国数ある蕎麦産地の中でも大野産の蕎麦粉がもっとも香りが強く味わいもあるかもしれないと思っていますが、存分に香り立つおいしい蕎麦でした。  

 今日の蕎麦粉のブレンドは大野産と丸岡産が半々でつなぎなしの十割蕎麦。しかも辛味大根も数種類をすべて自家栽培していて一年中自家栽培の大根だけでまかなえているというこだわりようのお蕎麦屋さんがそば処敬蔵です。

 8月17日(日)、雨模様の昼下がりにそば処敬蔵で、太麺と細麺という二種類の十割蕎麦をいただきました。敬蔵の蕎麦は、「ざる」でも「おろし」でも、どちらでも細打ちか太打ちかが自由に選べます。細打ちは丸抜きした蕎麦のあま皮を挽きぐるみした十割蕎麦。太打ちは丸抜きした蕎麦に外側の鬼皮も少し挽きぐるみした粗挽きの十割蕎麦。今日は、太打ちと細打ちの二種類ともいただきました。なお、ダシ抜き鰹節抜きということでお願いしたら、塩を二種類つけてくれました。

 敬蔵の細打ち蕎麦は、信州そばなどの他の蕎麦屋の細打ちに比べると少し太めかもしれません。また、喉越しよりも噛んで味わう旨さを味わうことを優先したような打ち方をした細麺です。香りもよいし、ダシなしでも旨い蕎麦なので、まずは出汁をつけずに味わってほしい蕎麦です。

 太麺はさらに敬蔵の蕎麦の特徴を表しています。噛んで味わう旨い蕎麦になっています。しかも太麺の蕎麦はもちもちっとした食感で噛むほどに旨味が溢れ出てくる蕎麦です。この太麺はまず出汁をつけずに蕎麦だけで食べてみることを絶対におすすめします。水と蕎麦粉だけで打った粗挽きの十割蕎麦は、蕎麦本来が持っているほのかな旨みを凝縮してガツンと味あわせてくれます。

 箸より太い弾力ある蕎麦も魅力ですが、大根おろしも魅力です。敬蔵は辛味大根数種類を畑で自家栽培しています。蕎麦の性質にあわせて大根も使い分けており、太麺にはかなり辛めの大根おろしをつけてくれます。うかつに大量に食べると舌がピリピリするくらいのときがありますので要注意。しかし、この大根おろしだけでもクセになりそうなくらい魅力的。しばらくするとまたこの刺激がほしくなる辛さです。亀屋の十割そばは粗挽き細打ちの田舎そばです。

【食味体験をした店名】そば処 敬蔵(けいぞう)

【店の電話番号】電話 076-291-14

【店の住所】石川県野々市市本町1-8-28

【アクセス】北鉄石川線野々市駅より徒歩3分。国道157号線横宮交差 

       点と押野町南交差点の中間の角を曲がってすぐ。

【営業時間】営業時間11:3014:30 夜は予約営業のみ

【定休日】水曜日と毎月第三火曜日

【ひとり分の平均的な予算】昼 900円~1500

【予約】可

【クレジットカード】不可

【個室】無

【席数】35席(掘りごたつ式テーブル4卓、小上がり5卓、カウンタ席)

【駐車場】有 6台以上駐車可

【煙草】禁煙

【アルコール】有

【店のホームページ】http://blog.livedoor.jp/kzoshitaka/