そば處カタクリの花(長野県)信濃大町市のファストフード“そばスタンド カタクリの花”

レポート提出者:そばのみさん

大糸線 信濃大町駅は北アルプス登山における長野県側の玄関である。多くの登山者がここで電車を降りバスに乗り換え山へ向かう。この店の名前になっているカタクリは、ユリ科カタクリ属の多年草で、多くは紫色の可憐な花を咲かせる。
その姿は慎み深く愛おしい。メニューには普通そばと特上そばがある。普通は「冷凍麺」で、特上が「生麺」である。現在都会の立ち喰いそばの多くは「冷凍麺」を使用している。その味はかつての茹で麺より数段美味く、侮れぬことは皆同じ意見だろう。であるにも関わらず、此処では「生麺」の提供もしている。店のこだわりなのか、客の要望なのか分からぬが、いずれにしても信州人のそばに対するこだわりの結果なのだろうと感心する。
そばの種類には、かけそば、かき揚げそば、葉わさびそば、山菜そば、鴨そば、きのこそば の6種類があり、それぞれに普通、特上とあるので、都合12種類ということになる。(夏は”もり”もある)どれも美味しそうで、特に わさび、山菜、きのこ は、この地の特産物なので心引かれた。
ここに幾度となく通えるのなら順番に食べれば良いのだが、そのようなわけにも行かないので、迷った時の常道で、そばの基本 「かけそば」を頂くことにする。今日は特別に「特上」を頼む。
特上といっても¥330-なのだが・・・(普通は¥280-)麺は若干太めで、見た目に力強さはあるが、食べてみると意外や意外繊細で優しい味で、すぐに体の一部に同化してゆく感じを受けた。

次に汁だが、かつてよく見かけた、醤油を全面に出した色、味のものである。当然塩っぱいだけではない。昆布、干し椎茸、節から得た旨みと香りがあり、コクがある。こちらも優しさを感じる味わいである。確かに出汁を前面に出したものより味は濃く感じるが、その分大変に満足感が得られる。このそばにはこれしかないと思わせる汁だ。総じて言えば、此処でしか味わえないオールドファッションの美味いそばである。信濃大町駅に立ち寄った際には是非食べてもらいたい。駅を出なくとも構内側に窓があり、そちらから注文できる店の作りになっている。調理時間は普通そばで1分、特上そばで3分なので、後はご自身の食べる速度を考慮すれば発車時間に間に合うか否か判断できるだろう。くれぐれもお乗り遅れのないように・・・

【食味体験をした店名】そば處カタクリの花
【店名の読み(ひらがな)】そばどころ かたくり の はな
【店の電話番号】営業用電話なし
【店の住所】〒398-0000長野県大町市大町 信濃大町駅
【アクセス】大糸線 信濃大町駅 駅舎内
【営業時間】07:30~18:10
【定休日】なし 
【ひとり分の平均的な予算】¥280~¥1000
【予約】不可
【クレジットカード】不可
【個室】なし
【席数】カウンター約5席 電車待合席が約16席
【駐車場】駅用あり
【煙草】喫煙可
【アルコール】有
【店のホームページ】なし