蕎麦灯(三重県)「意外性と期待感」を抱けるお蕎麦屋さん

レポート提出者:うしおさん

鈴鹿市文化会館のほど近く、テナントの並ぶ一角にあります。入口上部の、大きいのだけれど、さりげない印象の不思議な看板。そこに、几帳面で衒いのない「蕎麦」という2文字が刻まれていなければ、イタリアンか、フレンチのお店かと思ってしまいます。
モノトーンな色調で統一され、雰囲気のよい間接照明につつまれた店内は、清潔感に溢れ、飾れている小物にもお店の人の気配りがみてとれます。
それらがうまく影響し合っているためか、こぢんまりとした空間で、テーブルどうしの距離もわりと近いのですけれど、窮屈さを感じることはありません。お邪魔したのは、ちょうどお昼時。
心地よいBGMの中、数組のお客様が、お喋りを楽しみながら、おもいおもいのお品を召し上がっておられました。厳選された数品のみの提供なのかな…という私の勝手な一貫性の原則は、心地よく裏切られ、メニューは非常に豊富です。親しみのある手書きで、数ページに亘っています。特に、バラエティーに富んだセットものには、目を瞠るものがあります。
また、蕎麦だけでなくうどんも充実していて、スタンダードなノーマルタイプのうどん、稲庭うどん、県内小麦100%の内麦うどんの3種類から選ぶことができるようです。

散々悩んだ末、新たに登場したと案内のあった「選べるランチセット」に決めました。こちらは10種類ほどのおかず(天ぷら、鴨ロース、牡蠣フライ、唐揚げ、チーズetc.)どれか一品に、だし巻きたまごかごはん、そこへ、蕎麦かうどんを組み合わせることのできる¥1200のお品です。
蕎麦も、ざる、かけ、釜揚げの3種類の中から選べるそうです。天ぷら+だし巻き玉子+ざるそばのセットをお願いしました。
お料理の運ばれてくる間、今日はどのような蕎麦に出会えるのだろう…とぼんやり考えたりあれこれ想像したりして過ごす時間が、私はたまらなく好きです。適度に熱くて香りの良い蕎麦茶を頂いていると、他のテーブルの声が聞こえてきます。聞くともなく聞いていると、どうやら感想を述べ合ってみえるようです。私の抱いた期待も、膨らみます。天ぷらは、どれもカリッとサクッと揚がっていて美味でした。自家製粉の十割そばは、すこぶる細切りで、それ故繊細な感じを受けるのですが、口に運べば、香りが深く味の濃い、モチっとした野趣溢れるお蕎麦でした。
意外性はさりげなさの中の並々ならぬこだわりが滲み出すことによって、期待感は几帳面で衒いのない手仕事の継続によって、それぞれ生みだされているのではないかと感じられるお店でした。
店名の灯は、「情熱の光を輝かせ続けたい」との店主の思いからだそうです。今後も多くの方々に、意外性と期待感を抱かせ続けていって欲しいです。

【 店 名 】蕎麦灯
【 読 み 】そば とう
【 電話番号 】059-384-0837
【 住 所 】三重県鈴鹿市西条6-40中島ビル1A
【 アクセス 】鈴鹿市文化会館西側 徒歩約1分
【 営業時間 】昼11:00~15:00 夜18:00~21:00
【 定 休 日 】火曜日
【ひとり分の平均的な予算】昼 1000円~2000円 

             夜 1000円~2000円
【 予 約 】可
【クレジットカード】不可
【 個 室 】無
【 席 数 】18席
【駐 車 場】有(共有)
【 煙 草 】禁煙
【アルコール】有
【店のホームページ】無